グループディスカッション(GD)の4大出題パターンはこれだ!
グループディスカッション(以下GD)にはある程度パターンがあります。パターンごとに解き方があり、それを知っているかいないかで、GDの質や評価は大きく変わります。今回はパターンごとに紹介します!
①自由討論型
例:「社会人に必要なことは?」「理想の上司とは?」
これは、誰しもが知っている普遍的なテーマについて自由に話し合うパターンです。最もオーソドックスかつ特別な知識を必要としないため、白熱した議論がしやすい一方、抽象的な話で終わってしまったり時間が余ってしまったりすることも少なくないです。
このパターンが出題された場合、抽象的でふわふわしたディスカッションになるのを避けるために、「前提」と「目標(ゴール)」を最初にチーム内で共有することが大切です。
②優先順位(インバスケット)・選択型
例:「海外で新しい商品を売り出すときどの国から進出するべきか」
これは、たくさんある要素(もの)の優先順位をつけるタイプです。一つを選択させることもあります。
どの様な指標・指針で優先順位をつけるか、最初に擦り合わせることが成功の秘訣です。擦り合わせずに始めてしまうと、水掛け論に陥ることもありますので、注意が必要です。
③課題解決(ケーススタディ)型
例:「日本の製品(スマホ,テレビ,自動車,新幹線・・・)の販売が海外で苦戦する理由を考え対策を考えよ」
これは、たくさんの条件やデータが提示され、目標を達成するためにグループで最善策を考え出す、というタイプです。実際のビジネスに最も近い形です。
課題を解決する策を考える必要がありますが、ただの対処療法的な解決策に留まらないよう、「原因」、さらに「原因」の「原因」まで考えることが、このパターンでは求められます。
④ディベート型
例:「小学校の英語教育は必要かどうか」
採用試験で行われるディベートは、競技ディベートのような細かいルールが設けられることはほとんどありません。簡易型のディベートなため、「立論→反対尋問→最終弁論」等の手順が決められていないことも多いです。
どちらの陣営に立っても評価は同じです。「論理的な立論」をし「相手チームの論破」がどれだけできたかが評価されます。定義づけなどの前提の確認をし、論理的に説得していくことが大切です。
その他
上記のパターンに加え、最後に全員の前で発表する「意見発表型」や、「自由討論」形式でありながらも業界特有のトピックを出題することで前提知識が見られるパターンなどがあります。
いずれのパターンにおいても、「前提をすりあわせること」と「論理的に話すこと」が必ず求められます。練習を重ね、どのようなパターンで出題されても冷静に解けるようにしましょう。
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