幕末期に金と銀の交換比率が日本が1:5、外国が1:15であると、なぜ日本の金が海外に流出するのか?具体例を挙げて説明しなさい。/高校日本史B

解答例

日本の金と銀の交換比率が1:5(=3:15)、海外は1:15 と考えます。

ステップ①銀貨15枚を持って日本に行くと金貨3枚と交換できます
※海外だと金貨1枚しか手に入らないのに。
ステップ②金貨3枚を持って海外に行くと銀貨45枚と交換できます。
ステップ③銀貨45枚を持って日本に行くと金貨9枚と交換できます。
ステップ④金貨9枚を持って海外に行くと銀貨135枚と交換できます。
ステップ⑤銀貨135枚を持って日本に行くと金貨27枚と交換できます。
ステップ⑥金貨27枚を持って海外に行くと銀貨405枚と交換できます。
※無限ループ


ステップ①から⑥の場合は、最初の銀15枚を27倍の銀405枚にすることができ これに気付いたずる賢い外国人に悪用されました。

文字通りの錬金術です。

①→②、③→④、⑤→⑥を見ると金が日本から外国に流出していることが確認できます。





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